MY FIRST STORYの宿命づけられたSTORYとは

「MY FIRST STORY」(マイファス)の音楽の特徴をファンに聞いたらどういう答えが出てくるだろうか?

激しいというファンもいれば、エモいというファンもいて様々な意見が飛び交うことになると思います。

ですがマイファスってどんな感じのバンド?と聞かれたらほとんどのファンが同じキーワードを頭に思い浮かべるはずです。

改めて言うまでもなく、「かっこいいバンド」。

それが「MY FIRST STORY 」なのです。

みなさんはこのかっこいいというキーワードがマイファスに宿命づけられている事を御存知ですか?

かつて日本中に衝撃を与えたオルタナティヴ・ロック・バンド「Pay money To my Pain」。

その「Pay money To my Pain」よりもかっこいいバンドを作りたい。

そういう想いで作られたバンドが「MY FIRST STORY」なのです。

「Pay money To my Pain」は強烈なかっこよさと共に近寄りがたい危険な雰囲気を持つバンド。

そんな独特のかっこよさを超える事の難しさに、どう対処していくのか注目だったのですが答えは実に簡単でした。

「Pay money To my Pain」と違うベクトルのかっこよさを追求したバンドになればいいのです。

そう、「MY FIRST STORY」は「MY FIRST STORY」独自のかっこよさを、真剣に音楽に取り組む事によって自然と身につけていった、そういった「ストーリー」を醸し出すバンドなのではないでしょうか。

すべての始まりは「Pay money To my Pain」

「Pay money To my Pain」の顔とも言えるボーカルのKはこの世にはいません。

大変残念な事に「Pay money To my Pain」のKは病気の為に31歳という若さでこの世を去ってしまいました。

生前のKと「MY FIRST STORY 」の生みの親Nori氏は非常に親しかったため、Nori氏にはカリスマバンド「Pay money To my Pain」がいつのまにか手が届くかもしれない目標に、そしてライフワークになっていったのです。

Nori氏の「Pay money To my Pain」よりもかっこいいバンドを作りたいという夢を代表のGen氏が汲み取り、「INTACT RECORDS」というレーベルを立ち上げてくれました。

Nori氏と最初に出会ったメンバーはドラムのMasackでした。

Masackは当時バンドfromus(フロムアス)のメンバーで、NobとShoもfromusに在籍していました。

Nori氏はMasack、Nob、Shoにこのコンセプトに参加しないかと誘いますがShoが乗り気ではありません。

そこでNori氏はバンドのfromusごと引き受けることにするのです。

ですがfromusを引き受けてはみたものの、ボーカルの人材がなかなか安定しません。

この時にNoriさんに助言をしたのがKでした。

「良いボーカルいるよ?」

Kの推薦ということもあり、NoriさんはKに誘われて打ち上げに参加してきたHiroを一目で気に入ります。

一方当時高校生のHiroも組んでいたバンドが解散して宙ぶらりんの状態でした。

この新バンドのボーカルの話はHiroにとっても魅力的な話だったことでしょう。

「今俺が手掛けているバンドのボーカルやってみない?」「やってみます」

そんな感じのノリであっという間に話はまとまりました。

バンドfromusにHiroが、そしてその後にTeruが参加するという形でできあがったバンド、それが「MY FIRST STORY 」なのです。

「MY FIRST STORY 」この名前をつけたのは誰?

マイファスとはバンド名「MY FIRST STORY」を略したものですが、この「MY FIRST STORY」は一体誰がつけたのでしょうか?

「MY FIRST STORY」の名付け親こそが「Pay money To my Pain」のボーカルKです。

Kが最初に提示したバンド名は、「INTACT RECORDS」レーベル期待のアーティストということでintact recordsはどうか?とのことでした。

これにバンドのメンバーは首を縦に振らず。

今度はバンドのメンバーがmy fast storyはどうかと提案します。

この時にKが「fastってなんか生き急いでるみたいだな、fastじゃなくてfirstの方がよくないか?」と言ったことで「MY FIRST STORY」に決定したのです。

「MY FIRST STORY」そのSTORYを織りなすバンドメンバー

マイファスのボーカルはHiro

マイファスの大きな特徴の1つであるのが、ボーカルHiroのハスキーなのにキレがある声とササるハイトーンボイスです。

独特な声質にも関わらず非常に似ているバンドのボーカルが他に1人いらっしゃいます。

ファンなら誰しも知っていると思いますが、「MY FIRST STORY 」のボーカルHiroと「ワンオク」のボーカルTakaは実の兄弟なのです。

本名が森内寛樹で男3人兄弟の三男。

Takaは長男です。

父が森進一さん、母が森昌子さんという豪華な音楽一家で生まれ育ちました。

Hiroは音楽活動以外でもその面白いトークを武器にバラエティ番組にも出演していらっしゃいます。

生年月日は1994年12月5日、東京都出身の29歳です。

兄のTakaと一緒にジャニーズJr.に過去に所属していたことがあります。

マイファスのギターはTeru

本名は西澤照貴(にしざわてるき)

1992年5月28日生まれ。

出身は神奈川県。

高校生時代に軽音部に所属していた程の楽器好きです。

ギターもベースも中学生の頃から所持していたのですが、中学生の時に組んだバンドにもう1人ギターがいた為に中学生の間はベースを弾いていました。

高校進学後に入った軽音部にベースがいた為に今度はギターを弾くことになるのです。

高校に入ってから本格的にギターを弾き始めたにもかかわらず、高校生の時のイベントでベストギタリスト賞を受賞するぐらいですからかなりの腕前だったのでしょう。

高校生の頃にはボーカルのHiroともバンドを組んでいたことがあります。

ただし組んでいた期間は短かったそうです。

ギターを始めたきっかけはオジーオズボーン。

マイファスのライブではギターをまわすパフォーマンスでもファンを魅了します。

kidに続いて2021年7月にYouTubeでゲームチャンネルを開設しました。

マイファスのベースはNob

本名は加藤伸明(かとうのぶあき)

1984年10月14日生まれ。

出身は埼玉県。

マイファスの最年長メンバーでありバンドの精神的支柱のはずですが、なぜかメンバーから度々ドッキリを仕掛けられてしまいいじられキャラのイメージが最近では強いです。

その様子が収められた「虚言NOBROSE」や未公開映像を収めた「虚言NOBROSE SPECIAL」は自身の名前がつけられたDVDであり、リリースもされています。

バンドでの担当はベースと作曲です。

もともとはギターを弾いていましたが、バンドメンバーにギタリストが既にいたためにベースを弾くことになりました。

サウンドクリエイターユニットのZiNGのメンバーとしても活動中です。

好きなベーシストにレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーやルナ・シーのJさんやラルク・アン・シエルのtetsuyaさんらを挙げています。

マイファスのドラムスはKid’z

本名は佐々木翔平(ささきしょうへい)

1992年7月27日生まれ。

出身は愛知県。

マイファスに加入したのは2016年3月でそれ以前はバンドLOTH(ロス)に所属していました。

3歳からドラムを始めたのも納得ができる程周りからの評価が高いです。

アイドルの「PassCode」のレコーディングやライブにも参加しています。

2021年7月から20代の最後ということでYouTubeでKidゴルフチャンネルを始めました。

YouTubeではカジサックさんとのコラボまでやるぐらい活動的な面も持ち合わせています。

そんなKidさんの憧れのアーティストはB’zの稲葉浩志さんです。

ライブでB’zのultra soulを歌う事がある程のB’zファンでもあります。

マイファスのギターはSho

本名は土屋翔(つちやしょう)

1984年3月28日生まれ。

元々マイファスはShoとTeruのツインギターでしたが、Shoが2015年末まででマイファスを無期限活動休止しました。

ですので現在のマイファスのギターはTeruのみということになります。

Shoが無期限活動休止した理由は家庭の事情とのことです。

ただ無期限活動休止中でも2016年の日本武道館公演や2019年2月の公式会員制サイト「STORYTELLER」の会員限定ツアー「STORYTELLER TOUR 2019」と、限定的とはいえライブに参加したり裏方としてのサポートをしたりしています。活動休止中なのですがマイファスのメンバーはShoに対してはそこまで休止しているといった感じは無さそうですね。

マイファスの最年長Nobよりも約半年年上なので、裏方としてのサポートは非常に心強いと思われます。

ギターの腕前だけでなく作詞作曲での評価も高いSho、ファンからの復帰を望む声も非常に強いものがあります。

新生MY FIRST STORY~その疾走感

マイファスが誕生したのは2011年の8月です。

その僅か3ヵ月後の11月にはA・V・E・S・Tに出演。

この時ボーカルのHiroはまだ高校生でした。

メンバーが年上だったせいもあり、当時は敬語で話していたそうです。

当時のHiroの印象をとても礼儀正しい感じだったというメンバーもいます。

Hiroの昔はやんちゃだったイメージとは真逆でとても面白いですね。

そして結成から8ヵ月後にはバンドの名をタイトルにしたアルバム「MY FIRST STORY」をリリースします。

この「MY FIRST STORY」はコアトラストによって設立された「INTACT RECORDS」から発売された最初の作品なのです。

「MY FIRST STORY」に収録されているリード曲の「Second Limit」のミュージックビデオはcoldrainやEach Of The Daysらの映像を手掛けた「maxilla」が制作することになります。

このミュージックビデオがインディーズ音楽サイトの「indiesmusic.com」(インディーズ・ミュージック・ドット・コム)限定で公開され、このサイトでの週間視聴率が第1位を獲得したのです。

そして結成からほぼ1年後の2012年8月19日にはSUMMER SONIC 2012への出演も決まります。

また2014年にリリースされたマイファスのサードシングルにあたる「不可逆リプレイス」は、アニメ「信長協奏曲」の主題歌にもなりマイファスの名を広く世間に知らしめる事になるのです。

この4枚目のアルバム「ANTITHESE」にも収録されている「不可逆リプレイス」は今風に言うと激しいのにエモいといった感じの楽曲と言えるでしょう。

ところどころ演奏を抑えてHiroのボーカルを際立たせていますが、基本的にメタル系の演奏を全面に出した激しい曲です。

メロディが非常に綺麗で幻想的といっても良いぐらいにHiroのボーカルとマッチして聞きやすい曲に仕上がっています。

アニメ「信長協奏曲」のたった1人で戦国時代にタイムスリップをしながらも激しく生きる主人公の生き様にマッチした詩と曲ですね。

順調に活動してきたマイファスにとって2015年の夏からの1年は激動の年となりました。

2015年8月28日から9月26日の約1ヵ月で過去最大キャパの初となるワンマンツアー「WE ARE NOT ALONE TOUR 2015」を開催します。

そしてツアーが終わって数日後の10月9日にShoが年内をもってバンドとしての活動を休止して、今後は裏方としてサポートすると発表しました。

約2ヵ月後の12月2日のワンマンライブ「WE ARE NOT ALONE-Sho TIME!!-」をもってShoは活動休止期間に入るのです。

年が明けて2016年1月8日にはOfficial member’s club「STORYTELLER」を開設します。

そして約2ヵ月後の3月3日にマイファス史上最大の激震かもしれない発表がありました。

それはドラムのMasackがバンドからの脱退を発表したことです。

ですがマイファスの勢いは止まりません。

新ドラマーとして元バンドLOTH(ロス)のドラムスKid’zの加入を発表。

そのお披露目とも言える新生MY FIRST STORYの初ライブ「HIGHEST LIFE PARTY VOL.5」を渋谷O-EASTで3月10日に開催します。

そしてこの「HIGHEST LIFE PARTY VOL.5」のアンコール時に6月からの47都道府県ワンマンツアー「We’re Just Waiting 4 You Tour 2016」を行うことを発表するのです。

さらに今夏のフルアルバムの発売も同時に発表しファンをわかせます。

新生マイファスの勢いはこれだけにとどまりません。

この年2016年の11月18日には初となる日本武道館でのワンマンライブを開催します。

そして翌2017年2月17日にはこの日本武道館での公演の様子やメンバーのインタビュー映像で構成されたドキュメンタリー映画「MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM-全心-」を公開するのです。

この頃にも新生MY FIRST STORYを代表する曲を立て続けにリリースします。

まずはこの曲。

2018年10月17日に発売された5枚目のアルバムS・S・Sに収録されている「with you」

この曲はマイファスのファンのALS(筋委縮性側索硬化症)と戦っている男の子に向けて作られた曲です。

マイファスの曲は日本のバンドにしては珍しい日本テイストを感じさせられない曲が多いのですが、この曲は日本テイストが感じられる情緒がしっとりとした趣があります。

もちろん演奏はマイファスらしい激しい重低音です。

TOYOTA「C-HR」のテレビCMにも使われていました。

そしてもう1曲。

マイファスのファン層の拡大に大きく貢献した「レイメイ」。

アニメ「ゴールデンカムイ」2期のオープニングテーマでもあります。

酸欠少女さユりとのコラボで発売されたこの曲はオリコンウィークリーで最高位7位を記録しました。

リリースは2018年12月5日で作詞も酸欠少女さユりとHiro、作曲も酸欠少女さユりとShoとの共同制作です。

この曲も非常にメロディアスであり、全面に流れる激しい演奏が疾走感を醸し出しています。

またHiroの独特の歌声と酸欠少女さユりの素朴ながらも綺麗で強いボーカルとがマッチしており、聞いて心地いい素晴らしい曲です。

このままの勢いでマイファスが日本中を席巻するかに思われましたが、2020年代は世界中を襲ったコロナ禍によりライブ活動が大きく制限される事態に陥ってしまいます。

そのコロナ禍から世界中が抜け出そうと模索しているなか、マイファスも2022年に日本武道館でのライブを成功させて次のステップを睨んでいるのです。

その大きなステップとは、兄Takaがボーカルを務めるワンオクロックとの対バンライブを東京ドームで実現させること。

現在この大きなステップであり、且つ念願の目標である東京ドームでの対バンライブに向けてまだまだ走り続ける新生MY FIRST STORYの勢いは留まる事を知らないのです。

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