【世界的な人気！】ONE OK ROCKってどんなバンド？結成秘話やバンド名の由来を徹底解説！

日本にとどまらず、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界中で活躍する大人気ロックバンド「ONE OK ROCK」。ハードコア、エモ、オルタナティブロック、ポップロックなどの要素を取り入れた独自の音楽性がなぜここまで支持されるのか。

今回はONE OK ROCKの結成秘話やバンド名の由来について解説します。これからバンド活動を始めたい人やバンドで有名になりたい人は是非参考にして下さいね！

ONE OK ROCKのメンバー紹介

Taka

パート	ボーカル
本名	森内貴寛(もりうち たかひろ)
出身	東京都
誕生日	1988年4月17日

1988年、歌手の森進一と森昌子の長男として生まれる。3兄弟であり、3弟はロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカルHiroとして活動している。
2001年、ジャニーズ事務所に所属し、2003年にアイドルグループ「NEWS」のメンバーに選抜される。学業に専念する理由からNEWSから脱退し、ジャニーズ事務所を自主退所する。その後、2005年5月にONE OK
ROCKに加入して現在に至る。

Toru

パート	ギター
本名	山下亨（やました とおる）
出身	大阪府
誕生日	1988年12月7日

小学生のころにダンス活動を始め、芸能事務所アミューズに所属する。2002年に現バンドメンバーのRyotaを含む4人とヒップホップ ダンスグループ「Heads」を結成。芸能事務所アミューズに所属し、CDのリリースやテレビ出演を果たした。その後、バンド活動に興味をもち、ロックバンドONE OK ROCKを結成する。リーダーとして、現在までバンド活動を支える。

Ryota

パート	ベース
本名	小浜良太（こはま りょうた）
出身	大阪府
誕生日	1989年9月4日

幼稚園の年長からダンススクールに通い、Toruと同じく ダンスグループ「Heads」のメンバーに抜擢される。少年時代から、ダンスの才能を開花させ1996年全日本ストリートダンスコンテスト西日本地区大会3位や、大阪マリンフェスティバルダンスコンテスト優勝などの実績がある。「Heads」の解散後、Toruに誘われてベースを購入、ONE OK ROCKとしてバンド活動を始めて現在に至る。

Tomoya

パート	ドラム
本名	神吉智也（かんき ともや）
出身	兵庫県
誕生日	1987年6月27日

中学で吹奏楽部に入部し、ドラムを始める。吹奏楽部時代は授業の合間や放課後に基礎練習をひたすら繰り返して技術を磨く。成績良好で地元の進学校に進学するが、友人の誘いでロックバンド「マリオネットキング」を結成したことがきっかけでプロを志望する。その後、上京し音楽の専門学校に通う。専門学校の先生から、ONE OK ROCKのサポートメンバーに誘われ、メンバーと意気投合しメジャーデビューの1ヶ月前に正式加入。現在に至る。

ONE OK ROCKの主な作品

Wherever you are

NTT docomoのCM曲として起用。発売から5年以上を経て注目を集めたバラード曲。

完全感覚Dreamer

メンバーの脱退や全国ツアーの中断など、バンド活動休止の苦境を経てリリースされた復帰曲。

The Beginning

ワーナー・ブラザース映画配給映画『るろうに剣心』の主題歌。USパンクの名匠＝ジョン・フェルドマンにミックスを依頼したキラーチューン。

Mighty Long Fall

ワーナー・ブラザース映画配給映画『るろうに剣心 京都大火編』主題歌。

We are

NHK特別番組『ONE OK ROCK 18祭（フェス）』のために制作されたシングル。未成年だが選挙権はある「18歳世代」1,000人との共演が話題になった。

Wasted Nights

東宝/ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント配給映画『キングダム』主題歌。ドラマチックなスケール感との共鳴ぶりも数多の驚きと感激を呼んだ。

Save Yourself

セイコー・プロスペックス「SHO-TIME」篇CMソング。10thアルバム『Luxury Disease』をいち早く印象づけた楽曲。

「ONE OK ROCK」バンド名の由来

ONE OK ROCKというバンド名は、結成当時、毎週末の午前1時（one o’clock）からスタジオで練習していたことに由来しています。ボーカルのTakaは、バンド名の由来についてラジオ番組で「夜中の1時にリハーサルを始めることが多かったんです。だから僕らの始まりはいつも1時から。だからワンオクロックにしました」と語っています。使用していたスタジオが、午前1時から深夜料金で料金が安くなるから利用していたそうです。

ONE OK ROCKと命名されたのは、初ライブの前日。渋谷eggmanで開催された「NEW POWER GENERATION Vol.3」のリハーサルで決定しました。発案者は初代ドラマーのYou。他のメンバーが「ロック」の響きを気に入ったため採用され、o’clock部分をOKとROCKに置き換え、「ひとつの良いロック」という意味をかけて決定しました。

なお、海外ではRとLの発音の違いなどから「OK ROCK (オーケーロック)」を「o’clock (オクロック)」と読むのは難しいので、「ワンオーケーロック(One Okay Rock)」と発音することを公式としています。

バンド結成秘話から現在のメンバーになるまで

ここからは、ONE OK ROCKの結成から現在のメンバーに至るまでの裏話を詳しくお伝えします。ファンにもあまり知られていないような話も詳しく解説するので是非ご一読下さい。

リーダーToruがロックバンドを始めることを決意

小学生のころからダンスグループHEADSのメンバーとして芸能界で活躍していたToru。 中学３年生には、本格的な活動のためにHEADSメンバーで上京します。しかし、レコード会社から突然契約を打ち切られてしまいました。

HEADSは、2002年7月にリリースした「SOMEDAY」が最後のシングルとなり、その後も活動は継続するが2005年5月に解散しています。

若くして挫折を味わったToruですが、以前のマネージャーより勧められたロックミュージックに興味をもちます。当時、ギターを弾けなかったToruですが、グッド・シャーロット、フーバスタンク、フォール・アウト・ボーイ、リンキン・パーク、SUM41、RIZEといったロックバンドに影響を受けて、ロックバンドを始めようと決意します。

メンバーを集めてバンドを結成！

Toru（ボーカル・ギター）を中心に、幼馴染のRyota（ベース）、1個上の先輩であるAlex（ギター）、同級生のYou（ドラムス）の4人で原型となるバンドを結成します。

ギターを始めたばかりでまだあまり弾けなかったバンド結成当時から、世界的に活躍することを夢に掲げてメンバーを誘ったそうです。その後、現メンバーであるTakaが加入するまで、Toruはギターボーカルとして活動します。

ボーカルTakaの加入

バンド結成後、ギター・ボーカルとして活動していたリーダーToruには高い声がでないという悩みがありました。それを友人に相談したところ、紹介されたのが別バンドで歌っていたTakaです。さっそくTakaのライブを見に行くと、あまりの迫力の歌声とライブパフォーマンスに衝撃を受けます。ライブをしているのに下を向いて歌っていてあまり楽しくなさそうな姿が気になります。「自分たちと一緒にバンドすれば絶対楽しいのに…」という想いからバンドへTakaを勧誘します。

しかし、TakaはToruからのバンドのお誘いを断ります。当時、Takaはジャニーズ事務所の退所や両親の離婚など、様々な経験から人間不信に陥っていていました。Takaの気持ちを理解してもどうしても一緒にバンドをしたい想いを諦めきれないToruはしつこく勧誘を続けます。Takaのライブに何度も足を運んだほか、メールを毎日送るだけでは熱意が伝わらないと思い、ついにはバイト先にまで押しかけ「(自分たちの練習スタジオに)来るっていうまで帰らへん！」と説得しました。

このようなToruの熱意に負けて、Takaは「じゃあ、一回だけ…」と約束しスタジオに足を運びます。そして渋々出向いたスタジオで、Toru達のサウンドに大きな衝撃を受けて加入を決心します。

当時を振り返るインタビューでは、
Toru「いっぱいいっぱいでガムシャラだった」
Taka「今思うとToruは完全にストーカーだった（笑）」
と笑顔で話しています。

ドラムTOMOYA加入、メジャーデビューへ

ボーカル：Taka
ギター：Alex
サイドギター：Toru
ベース：Ryota
ドラム：You

上記の5人体制になり「ONE OK ROCK」として精力的に活動しますが、途中でドラムのYouが俳優を目指すために脱退してしまいます。

サポートメンバーを迎え、暫くはインディーズとして活動していたONE OK ROCKですが、メジャーデビューが決まったタイミングで正規メンバーのドラマーを探します。

対バン相手や知人に良いドラマーはいないのか探すなかで、プロになるために兵庫から上京し音楽の専門学校に通っていたTomoyaと意気投合しスカウトします。

Tomoyaは当時を振り返るインタビューで「このまま、本当に音楽で飯食っていけるのか？」と不安に感じており、バンド活動を続けるのか悩んでいたと語っています。しかし、メンバーの人柄や音楽にかける想いに心を打たれ正規メンバーとして活動を始め、メジャーデビューします。

ギターALEXが不祥事により脱退し、活動休止

ONE OK ROCKの結成初期からバンドを支えたギター担当のALEX。バンドを結成する前はメンズノンノやPOPEYEでモデルとして活動していました。しかし、2009年4月に迷惑防止条例違反で逮捕されてしまいます。（後に不起訴となり示談成立）

ALEXはメンバーに多大なる迷惑をかけてしまった反省から、ONE OK ROCKを脱退。ミュージックステーションの出演や全国ツアー、ドラマの主題歌など精力的に活躍の場を広めていたタイミングでの活動中止、当時はネットニュースなどで話題になってしまい、バンド活動は一時休止になってしまいました。

活動再開！世界的なロックバンドへ

5ヶ月間の活動休止の末、復帰作として4thシングル「完全感覚Dreamer」をリリース。初のオリコン週間チャートトップ10入りを果たし、多数の夏フェスや日本武道館でのワンマンライブを成功させ、名実共に大人気ロックバンドになりました。

4人体制になっても勢いそのままにスターへの階段を上がっているように見えますが、裏ではメンバーの葛藤がありました。当時のone ok rockのサウンドに厚みを持たせていたAlex脱退の影響は大きく、サウンド面に不安がありました。当時の掲示板では「ヴォーカルは良いが、バンドとしてはオケが弱い」「音が痩せていた」などの意見も多く見られました。

このような意見に対し、ギターのToruはこのように答えています。

「俺はギター上手くないし、これからも自分が自分のことを100点だと思うことはたぶんない。けど、Alexが俺を認めてくれたら、その瞬間に初めて俺はちゃんと認められることになる。」

バンドの現状を受け入れ未熟さを改善するべく練習に励み、世界的に大人気のロックバンドに成長しました。

まとめ

今回はONE OK ROCKの結成秘話やバンド名の由来について解説しました。

ONE OK ROCKが成功を収めた理由は、彼らの音楽性だけでなく、メンバーの人間性にもあります。彼らの熱意、絆、才能、謙虚さと誠実さが、多くのファンに支持され、今日まで愛され続けています。

バンドを始めてみたい方は、ぜひ彼らの音楽に対する姿勢からひたむきに取り組む大切さを学び、楽しく活動していってください。